第39回Jボーイカップ決勝戦
2017/02/21
1st stage(1、2回戦)
今大会は、予選上位者3名に5,000点のアドバンテージでスタート、しかし1回戦を終えてみると5万点越えは神山さん1人でその他は大きく離された人も少ない。予選2回戦を見据えての大会常連者が多く出場していることも納得がいきます。1回戦23位で終えた宮内さんが5万点オーバーのトップを取り準決勝進出、失うものが無いとばかりに攻めた結果が出る!最後まで諦めなければという強い気持ちが多くの方々から感じられました。アドバンテージがあった3名も見事通過、予選上位通過というプライドが彼らを後押ししたであろう。予選トップ通過はトータル9万点オーバーの米村さん、16位で通過は八木さん17位とはわずか300点差。僅差とはいえ準決勝進出16名が決定した!!
2nd stage(準決勝戦)
A卓 松浦さん・嶋崎さん・米村さん・小嶋さん
予選トップの米村さんの勢いを誰がかわすかと思われる中、リードしたのは嶋崎さん連続アガリで独走状態。松浦さんも虎視眈々と機会をうかがうも、ここに待ったをかけたのが小嶋さんジワリジワリと差をつめてオーラスアガリトップの状況をつくる。そして小嶋さんが鳴いて先手を取り5-8萬の聴牌を取る。嶋崎さんもここは真っ向勝負1シャンテンからドラ切りなどするが小嶋さんがツモ和アガリ 勝負あり!優勝経験2回の意地が勝った対局でした。
B卓 桐部さん・神山さん・大場さん・西尾さん
攻守のバランスの揃った顔ぶれでしたが、神山さんが連続失点の中リードするのが大場さん。鳴いて先手を取り相手のチャンスをつぶし、確実にアガリをひろう。スピードだけでなく打点のあるアガリはまさに理想通りの展開、桐部さんもリーチをかけ攻めるがなかなかトップ目の点数を削れない。オーラスでは西尾さんが意地のメンホンリーチをかけるが流局、ゲームメイクが光る対局だった。
C卓 青山さん・宮内さん・川島さん・村松良さん
日頃、攻撃面の強い顔ぶれの中で村松良さんが先手を取る。メンゼンを基本とした重い打ち方がいい方向に向き、一発ツモで跳満をものにしてトップ目で南入する。しかしそれ以上に攻めたのが青山さん。相手の気持ちを折るかのように村松良さん・川島さんから出アガリし点棒を積み上げる。さらにラス前に一番のライバル村松良さんから満貫直撃を決め勝負あり。このアガリには周りにいたギャラリーからも歓声が沸いた。
D卓 服部さん・田中芳さん・稲垣さん・八木さん
バランス型の3人に稲垣さんの攻撃スタイルが通じるか?麻雀スタイルがハッキリ分かれる顔ぶれの中、稲垣さんの連続放銃そして5本も積み上げたのは八木さんと服部さん。1局1局トップが入れ替わる中、田中芳さんもチャンスを伺っていたが服部さんに満貫の放銃そして次局、服部さんが満貫をツモアガリ稲垣さんがジエンド。連続アガリをものにした服部さんが八木さんをかわして決勝進出を決めた!
Final stage(決勝戦)
決勝に勝ち上がったのは、服部さん・青山さん・大場さん・小嶋さんの4名。ここでは服部さんと小嶋さんが優勝経験者である。多くの
参加者が見守る中闘牌が始まる。序盤では無理な仕掛けもなくお互いを牽制し合う4人、東3局大場さんに絶好の聴牌が入る。3面張で平和高め三色・赤々普段なら即リーもあり得る手牌、確実にアガリを狙い下家の青山さんから3,900点は5,400点を出アガる。次局、小嶋さんから早いリーチが入る。リーチ・ツモ・赤・裏の満貫ツモでトップ目に立ち南入りへと進んでいく。この2局に点差以上の開きを感じたのは私だけではなかったはずです。その後服部さん・青山さんに苦戦するも場の状況をしっかり見据え牌を絞りながらも聴牌を拾い終盤へ。そしてトップ目の小嶋さんは最後まで自らアガリきり見事三度目の栄冠を手にしたのである。大舞台でも臆することなく主導権を離さなかった小嶋さんに脱帽です。
第39回Jボーイカップ優勝 小嶋高史さん おめでとうございます!!